どもす。のり子です。
アガサ・クリスティの「アクロイド殺人事件」の日本版「黒井戸殺し」
脚本、三谷幸喜の「黒井戸殺し」見ました~。野村萬斎が強烈です。
ぷぷ~~。うける。ネタバレするから見てない人は見ないでちょ。
アガサ・クリスティ原作
「黒井戸殺し」の原作は、アガサ・クリスティの名探偵ポワロの「アクロイド殺人事件」です。ストーリーは基本そのままだったな。
前も三谷幸喜が「オリエント急行殺人事件」の脚本やってたよね。そのときも野村萬斎が勝呂武尊(すぐろたける)役、原作のエルキュール・ポアロ役やってたよな。
野村萬斎がイギリス俳優デヴィッド・スーシェの名探偵ポワロに寄せすぎ
とにかく寄せすぎ。
これデヴィッド・スーシェね。
これ野村萬斎。
うん。。まあ、がんばってんだな。。野村萬斎。。
てか、話し方が、日本語吹き替えのデヴィッド・スーシェにそっくりだよね。なんだろ。ドラマ「シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチが、最高のホームズ役者と言われるジェレミー・ブレットにそっくりで、しかも演技もジェレミーのイメージを壊していないってので大ヒットしたから、それに習っているのだろうか。。確かに。。日本人が思い描くポワロってデヴィッド・スーシェなんだけど。。それにしても、なんかものすごいキャラになってんな。。笑
いや、いいんだけどさ。野村萬斎の話し方が気になって会話が入ってこないわ!笑
まあ、そういった、、、演技指導なのかもしれないが。。
原作「アクロイド殺人事件」概要
原作「アクロイド殺人事件」の概要です。この「黒井戸殺し」のストーリーも、原作とほぼ変わりないです。
ある日、この村のフェラーズ夫人が亡くなり、その後、資産家のアクロイドが殺された。警察がアクロイドの養子ラルフに嫌疑をかけたため、ラルフの婚約者のフローラはポワロに捜査を依頼する。
ポワロの隣人はシェパード医師といい、終始シェパード医師が語り手となり事件を説明する。しかし、語り手本人が犯人であったという結末。真相は、フェラーズ夫人は昔旦那を毒殺したことを知ったシェパード医師に恐喝されており、多額の金を渡していた。夫人は追い込まれて自殺。その後、夫人と恋仲のアクロイドに真相を書いた手紙が届くが、それを知ったシェパード医師はアクロイドを殺害。というものだった。
ポワロが野村萬斎で、犯人のシェパード医師が大泉洋です。ちょっと、原作と違うとこもあるけど。。まあ、とにかく、ずっと事件を語ってた語り手が最後犯人で、みんなびっくらこいた作品ってことで有名です。
シェパード医師は原作では欲にまみれたゲス野郎だった気がする。原作は姉も別に脳腫瘍とかないです。姉はいるけど、普通の姉です。今回の大泉洋は、病気の姉のために金が必要で夫人をゆすってたってことになってるけどね。なんで、日本的な感じにしたのかな。とは思う。。原作のままの方が良かったような。。
最後の自殺教唆ってどう?
最後、野村萬斎が大泉洋に自殺を進めるとこがるけど、なんか違和感だわ。。昔のイギリスでは殺人犯は死刑です。なので、ポワロがシェパード医師に自殺を進めるのも分かる気がする。どうせ死ぬし。
けど、これ日本だし。。死刑になるかどうか。。わからんよね。姉に知られたくないってだけで自殺を進めるって。。いや、死刑にして当然の極悪やろうだけど(原作では)。これは、姉を思ってってとこがあるからな~。日本なら裁判にかける方が普通だよね。まあ、そんなこと言ってもどうしようもないんだけど。。原作のままだし。
感想
て、わけで、なんだかんだ書いたけど、作品どうこうより、野村萬斎がデヴィッド・スーシェの名探偵ポワロに寄せすぎてるのが気になった作品でした。吹き替えのね。
ねらってんだろけどな。笑
norico
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